物語にしない

昨日の朝オフィスに向かう電車の中で、

よしもとばななの「とかげ」というエッセイを読み出した。

うすい文庫であっという間に読めてしまえそうな本。

 

最近の作品でない気がする・・が、ちょっとネガティブなコンディションの人がまずでてきて、落ちがつくような流れの話しがいくつかあって。私は、もともと嫌いじゃないので、おもしろく読んでいたが、話しの陰鬱さに、男の人はあまり好きでないだろうな〜とか、この描写は女性にしか共感されなさそうだな〜とか、そんな事を感じたりしながら読んでいた。

 

その電車の中で、「鼻」にまつわる人がいた。

見たくないものを見そうになって、立つ場所を変えた。

その後も、別の「鼻」にまつわることが、どんどん目にはいってきてしまった。

最後の落ち的には、自分の「鼻」までがむずむずして、仕方なくなって、鼻の下を人差し指でごしごしするしまつ。よく考えたら、急に昨日の雨のあと涼しくなったのに、エアコンの調整がおっつかず、みんな敏感な人が、「鼻」にきていたのだ。

 

さっき、夢をみた。目が覚めたら朝で、いつもより早く目が覚めたので、今これを書いている。

 

夢は、今心配しているAちゃんが、元気になっていて、何故か私は映画のチケットのことで理不尽さを感じて定員に説教をしていて。変な美容室で髪を切りに来ていて。映画館は、例えば浅草の映画館のように、ちょっときたなくて、猥雑だけど、華があって、随分他の場所より、持ち上げられているうような、そんな映画館がでてきた。

 

・・私は、なんだか分からないけど、何かを見たときに、すぐにその理由を考えたり、想像したりするのがクセなのだ。

 

実はこのブログの下書きに「鼻」のことを書いてしまった。

読みかして、これはUPしないわよ・・と思ってさっき削除した。でも、もう私の頭の中では、あのおじさんの「鼻」からはじまって、自分の「鼻」で落ちのついた事象が、一つの物語となって、私の記憶に植え込まれてしまった。

 

ちょっと陰鬱な気分になったときに、色々なことを物語りにせず、さらっと流すのは、私にとっては必要なことだと感じた。

 

失敗した気がする。

でも、目の前には、どんどん物語が展開され、自分の気持ちをどんどん移り変わっていって、飽きることもない。