今日ある人が私に、
「知り合いに、世界の最後が近い・・と言われたのだけれども、
だったら何のために生きているのか、甲斐がないというか、
意味が分からなくなりますよね。」と言った。
その内容がどうかは問題でなく、命が短い・・と言われたら、「生きている甲斐がない」と
感じてしまうことに、ピンと来なかった。
私たちは、元々いつ死ぬか分からない存在だ。
私たちは、今を生きる生き物だ。
確かに、すばらしい計画が無駄になるかもしれない。
確かに、誰かの成長が途中までしか見られないかもしれない。
でも、「かもしれない」のは、当たり前のことで、
だからこそ、もし、いよいよ、この地球が爆発してしまうような事があっても、
前を向いて、心の明るさをきりりと保ち、きっちり生きる。生きてやるのだ。
その明るさの中に、宇宙に飛び立つことや、魂として生き続けるという印を受け取るのか、
なにがなにやら分からないが、そんな活路が開けるのも、
光を見つめ続ける、そんな強さがあってこそだ。
何かにぎりぎりになって、男たちが慌てふためいても、
太陽を仰ぎ、清らかな笑顔で微笑みあえる・・そんな私たちでありたい。
蟻鯛。
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