二回目


拝啓 前田けいこ様(メイド・イン・アース)


先日は、「登美子の部屋」にお越しいただき、
本当にありがとうございました。
普段暮らしている中で、
自分のやっている事について聞かれる事はあっても、
人生について尋ねられる機会はあまりないでしょうし、
少し胸をドキドキさせてしまったかもしれません。

でも、終わった後の、
私を初めとする参加したみんなの笑顔を思い出すと、
前田さんの大切なものを分けていただいたような
暖かな時間でした。
本当にありがとうございました。

では、今回の心に残ったこと6つを、
私なりにお伝えしたいと思います。


■本当のモノに出会うこと


母が紳士服の縫製をしていたこともあって、
私にとっての<綿>というもののイメージは、
小学校の時に洋裁セットにはいっていた、あの白い<綿>の糸。
私は、毎日幼稚園から帰ってくると最初に、
蚊取り線香の空き缶に捨てられている、
たくさんの糸の中から、
綿の白い糸の切れっ端だけを、缶の糸くずの中から丁寧に選び出した。
一本でも、化繊やシルクの糸が混じると、触り心地で気づいた。

それをまるめて、幼稚園のスモックのポッケに入れておき、
時折、ポッケに手を入れて、お友達に内緒で触ってた。

その綿のまるまったのを「めんめ」と呼んでいた。
今日1日幼稚園で一緒だった「めんめ」は、選手交代で缶に捨てられる。
今考えると、
それは幼稚園に行っている間、
私がお母さんと繋がっているための必須アイテムだったと思う。
それが、私の<綿>・・コットンへの愛着の根本にある懐かしい記憶。

〜〜

前田さんも、元々コットンがお好きだったとのこと。
広告代理店の仕事の中で
初めてオーガニックコットンに出会ったときの感動。

今まで当たり前に信じていたモノに対するイメージ・・
自分の中にあった、コットンのそのイメージと全く違った、
オーガニックコットンの柔らかさ、優しさとぬくもり・・。
農薬や化学薬品などの事実へのショックと、
オーガニックコットンのすばらしさへの感動。

そして、
オーガニックコットンの企画のために産み出された、
ビジュアルアーティストの福田勝さんによる
「メイド・イン・アース」という言葉とロゴデザイン。

そのすばらしさと強さに背中を押されて始まる、
前田さんご夫妻による、
「メイド・イン・アース」の物語。

自分たちで広めていくことへの興奮と希望。
きっと出会っただろう、決意した自分自身の心。

〜〜

信じられるメーカーには、前田さんのように、
熱意をもち、自信をもち、商品について語れるスタッフがいること。

そして、その反面で、
いつも冷静な目で、自社製品を見続けることが出来ること。
これが必須だ。

そのためにも「メイド・イン・アース」では、
縫製工場の方達との関係を、
お客さんと同じくらいに、大切にされているそうだ。
結果、それがお客さんのためであり、
情熱を形にするということなんだろうと、思った。


■今に感謝する気持ち


小さな頃から、決して目立ちたがり屋ではなく、
どちらかというとシャイな前田さん。
そんな前田さんの子どもの時の夢は、意外にも、歌手。

しかしながら、すごいことに、
大学のバンド活動を経て、なんと映画主題歌まで歌い
CDを出し、メジャーな歌番組まで出た経験をお持ちだった。
趣味でも、バイトでも、
ともかく将来の自分の実になることしかやってこなかったそうだ。

そんな流れの中で、前田さんが大切にされていた心持ち。

「私は運がいい。」その事に感謝する気持ちだ。

実際問題で、運がいいか悪いかではなく、
今ある場所、今の人間関係、今あるご縁や流れに対して、素直に感謝する心。

運が悪いと思うのではなく、
今ある自分を取り巻く状況に対して、まずは謙虚に感謝できること。

「私は運がいい。」
・・・その心持ちで、今の自分を、もう一度見つめ直すと、
また違った景色が見えてくるかもしれません。

〜〜

あ!みなさん。
「メイド・イン・アース」さんのテーマソングを
20周年記念につくったそうです。
もちろん歌は、前田けいこさんご自身。
題名は「丸々(まるまる)」♪いつか、聴いてみたいですね〜。


■オーガニックコットンのみる夢


「メイド・イン・アース」に、新しい動きが始まった。
それは、カンボジアで花咲く。

先日、このゲストのお願いをしている時ちょうど、
前田さんたちは、カンボジアに行っていた。

それは、「地雷原を綿畑に!」
http://www.naturesavescambodia.org/main_ja.html

その活動に「メイド・イン・アース」として賛同し、
商品のための、綿作りから製品作りまでを、カンボジアで行うためだ。

その活動は、「地雷原を綿畑に!」というその名の通り。

雨期の長いカンボジアの大地は、
地雷さえなければ、気候的にも、綿作りに最適なのだ。

社会貢献できることを、
うれしそうにお話くださった前田さん。
それは、前田さんだけの喜びでなく、
オーガニックコットン自身が、心から願う夢だと思う。

そして、カンボジアのキラキラした瞳をもつ子ども達にとっても、きっと!


■我が輩は、人間である。

これから言うことは、私がとても大切にしている気持ち。

〜〜〜

「お母さん、このお花きれいだねぇ。」
「あぁ、きれいねぇ。」

「お母さん、これおいしいねぇ。」
「ほんと、おいしいねぇ。」

「お母さん、これおもしろいねぇ。」
「ほんとだ、わらっちゃうねぇ。」

子どもというのは、
親に自分の気持ちを、そのまま受け入れてもらうことで、
安心して成長していくものだ。


子どものとき、
自分の体に触れて、わき起こる快感に出会い、
その気持ちよさに没頭した経験をお持ちの方は、少なくないと思う。

それを見た母親が言う。
「何やってるのっ!!そんなことしちゃ、ダメでしょう!」

・・これは、私が小学校のPTAの集まりで聞いたエピソード。

そう言われた子どもは、どうしたらいいのだろう。
大好きなお母さんに、自分が感じたことを、否定されることは、
どれだけショックだろうかと思う。

そうお母さんに言われてしまった後、
誰にそのわき起こる快感について、
疑問を投げかけたらいいのだろう?
いけない事だから、もう友達にも言えない。

私は、いけない子。
受け入れちゃいけない感情がある、自分。

そのうち、なんとなく耳にする、猥雑に切り取られてしまった言葉の数々。
興味本位に書く、雑誌。
そうした性との出会いは、残念で仕方ない。

別に、応援するようなことではないけど、
否定するなんてありえない。

そんなとき、機会を見つけて、なんとなく話してあげてほしい。
「少しづつ大人になってきた証拠だねぇ。みんなに、あることなんだよ。」って。
お願いだから、その経験を否定しないであげてほしい。

私たちは、動物なのだ。
自分の体を愛おしむことが出来なければ、
他人の体を、ちゃんと愛おしむことなんて出来ない。

・・・このことは、私にとって、譲れない気持ちなのだ。

〜〜

ところで、前田さんご夫妻には、小学校高学年のお嬢さんがいらっしゃる。
なんと以前、月経が始まる学校の女の子たち用の配布物の中に、
「メイド・イン・アース」の布ナプキンのチラシを入れたことがあるそうなのだ。
その事だけでも、私には、うれしくてたまらない事実だ。

前田さんが、その流れで聞いた、布ナプキンに対する、ある学校の先生の反応。
「気持ち悪い」。

親や、先生、わたしたち大人が、
まず自分が動物であることに、
もっと真剣に向かいあうことが、本当に大切なのだと思った。
逃れようがないのだ。
だって、それは真実だから。

だいたい、逃れる必要なんて、どこにあるんだろう?



■自分を愛するということ


布ナプキンのすばらしいところ。

布ナプキンは、堂々した姿のままで、他の布製品と一緒に売られている。
そのことは、
私たち女性を元気にさせてくれる。

月に一度数日を過ごす月経という時間。
女は、月に一度、自分が動物であることを実感するのだ。

その性について、
自分を受け入れることができないと、
自分の血に対して、きたないと思ってしまう。
性に対して、恥ずべきことだと思ってしまう。

使いすてナプキンを使うことは、
現実にあるその月経を、きたないもののように、
隠すように捨ててしまう事に近い。

布ナプキンは、
そういう性について、
ちゃんと対面する行いだ。

だから、
使うことに、とても高いハードルを感じる人がいても
ちっともおかしくないと思う。
残念ながら、そういう世の中だから。

前田さんが言った。
「女性が自分の体をやさしくいたわるということはとても大切。
デリケートな部分・・・ナプキンや下着から、
是非オーガニックコットンの製品を
自分の体のために使ってあげてほしい。」

あっちこっちで目にしだした布ナプキン。
紙だから、布だから、そういう事じゃなくて、
事の本質は、自分が自分の体を愛おしむということ。
それが、何より大切なこと。
自分を愛するということ。


■小股の切れ上がったいい女?!


月経コントロール。
その言葉は私は聞いたことはあったが、
本一冊読み込むまでのことは、したことがない。

なんとなく、私の体に入ってこない言い回しで、
そのセンスに、ちょっと距離を感じていた。

でも、参加したみんなで、意見が飛び交ったその話題。

月経コントロールについては、
これをお読みの興味ある方は勉強していただきたいが、
理解して試している人は、
布ナプキンにつく血の量が以前より少なくて済むようになってきたそうだ。

使い捨てナプキンは、
もう私が子どものころ、30年前にはあった。
それは、私の母達の世代の、高分子吸収ポリマーなんて当然なくて、
脱脂綿をただその形に整えただけに近いような程度の
簡易なナプキンへの不満を表に、
メーカーの売上げアップを裏にして、
もっとよいナプキンを!という熱意を
子どもながらにコマーシャルなどから感じていた。

もっと良いナプキンを!の、その良さは、
血液の吸収率が高く、薄く、かさばらず、、
いわゆる漏れないってモノを目指していた訳だ。

だんだん機能があがって、うたい文句が増えれば増えるほど、
下着に血がついた時には、
「このナプキン、吸収率悪いな〜」とか、
「形が悪いのよ。」とか、ナプキンへの不満ばかり口から出て、
自分の側をなんとかしようなんていう考え方の方向性を持つような
きっかけはないまま、少なくとも私はここまで来た。

それは、あんまりにも当たり前だったからだが、
月経コントロールについて知った今、
あぁ馬鹿だったと思う。

私の体は、私なのだから、
トイレにいっておしっこをするように、
何かしら、生理についても、
コントロール出来ると考えられても良かったはずだ。
あぁ〜・・、もう私ってば。

まぁ、現状それに気付いた程度だから、
ちっともなんともなっていないが、
トイレにいった時、まとめて血を出すことは、
やはり布ナプキンになってから、
汚したくない気持ちから、なんとなくするようにはなっていた。

昔々の着物のころ、どうしていたのか
調べもせずにこれを書いているけれど、
だってピッチリとナプキンを押さえてくれる生理用ショーツなんて
あったわけないし、
やはり着物を汚さないために、
ともかく自分の体を信じるしかなく、
その体の工夫を最大限に生かして、生理期間を過ごしたに違いない。

「小股の切れ上がったいい女」っていうの、
色々な見解があるらしいけど、
月経コントロールみたいな事が
出来る女のことな気がしてきたわ。どうでしょう?(笑)

このことがあって、
私の中で当たり前に思っていることで、
実は自分の体を馬鹿にしているようなことが
他にもあるのではないかと、
今ちょっと自分を疑ってみている。

体って、すごい。
そして、おもしろい。
そして、それがすごくうれしいのだ。


〜〜

3時間もみんなで話し続けたのに、
まだまだ話はつきないままだった。
そういえば、前田さんが言っていた。

「布ナプキンの話をすると、
自分の体の話、そう、立ち入った話をするのと一緒で、
なんだかすぐお客さんと仲良くなってしまうのが不思議。」

本当ですね、私たちも、すっかり打ち解けましたもの。


■詩のプレゼント

では、最後に感謝を込めて、
前田けいこさんを自然に例えて
小さな詩をお送りします♪

_____________

「想いの川」

山で、木々が泣いている。
林で、たぬきのため息が。
里では、小鳥の笑い声。
川では、稚魚らが大騒ぎ。
街では 少年 一人立ちすくみ 投げた小石と涙が ぽとり。

みんなの想いを 胸にうけ
決して止まぬ その川よ

みんなの想いを 渡すため
母なる海への 旅の途中

みんなの想いを 抱きしめて
きらきら光り 流るる川

・・・その川、それが私の中のあなた。

_______________

では、アースガーデン冬、アースデイ東京2010で
ご一緒出来るのが楽しみです。

本当にありがとうございました!



登美子


□メイド・イン・アース登美子お奨め商品
いろんな商品がありますので、お試しになったらいいと思います。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/earth/index.html

・バスタオル

一枚買って3年くらい使いました。
「メイド・イン・アース」さんならではの、フワフワしっとり感があります。
私なら、やっぱり毎日使うタオルを、まずはお奨めします。
http://item.rakuten.co.jp/earth/c/0000000337/

・布ナプキン

「メイド・イン・アース」さんの布ナプキンは、何しろ行き届いてます。
考え尽くされている、いい意味での〜THE 日本製〜です。私まで、誇らしい気分♪
http://item.rakuten.co.jp/earth/c/0000000452/

・衣類/Tシャツ

パジャマとして夏場にTシャツ一枚着てみたら、
やっぱり洗濯終わったカゴの中から、ついつい探してしまう、気持ちよさ。

http://item.rakuten.co.jp/earth/c/0000000701/


□前田さんに会いたい人は・・・

アースデイ東京2010
http://www.earthday-tokyo.org/

日程:2010.4.17(土)・18(日)
場所:代々木公園にて
入場料:無料

「メイド・イン・アース」のコットンワールドという企画で、出店されます!

http://www.earthday-tokyo.org/2009/event/place/organiccotton.html